私が師事する東洋思想の第一人者田口佳史氏から「伝承依頼」というレターが届いた。この度、「東洋思想指導者養成塾」を開塾する。ついては、第一期生として指名するので、入塾し修行し、次世代に伝承するように、とのこと。
氏の思いは「日本らしい日本、日本人らしい日本人を養成し、日本の特性と美点を国内はもとより、広く世界に主張すること」。そして、この「東洋思想指導者養成塾」の目的は、『我が国日本の根源である「明浄正直」を復活させ、「一燈照隅 万燈照国」を通じ、将来世代に広く確かに紡いで行くため、東洋思想哲学の指導者を養成・育成する。とある。
田口佳史氏は現在82歳、自身の年齢と日本の現状を考えると、その危機感が迫ってきて、居ても立ってもおられず、この国をよくするために自分の代弁者・伝承者・伝道者をつくり、その輪を広げていく。横への展開、縦への継承で、この国を“日本らしい(伝統精神文化)日本に”作り直し、規範形成教育を行うための指導者を養成しようというものである。
田口先生から第一期生指名17名の中の一人に選ばれるとは、光栄のいたりであるが、少々荷が重い・・・。されど、その意義その意味を思うと、しっかりと覚悟を以て務めようと。
結びの言葉は
「一隅を照らす燈を集めて膨大な力とし、必ず良い世の中へと転換できるよう歩む。「明浄正直」を取り戻した日本発のその燈が、やがて世界中を明るくすることを願いつつ。
である。
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高原 要次