2016年10月 「実りの秋・・・」

 山間部で「米つくり」をしている私、先日稲刈りを終え、少し安堵している。朝5時に起きなくていいし・・・、天気(雨や台風)をさほど心配しなくてもいい・・・。5月の田植えから9月の稲刈りまで、実質5か月の労働ではあるが、実は前年の10月に田圃を耕しレンゲを撒くことから始まっている。

 米の生育・出来高に最も大きく影響するのは、「水」と「太陽」である。そもそも田圃に水を張れなければ田植えができないし、その後の育成環境は水田である。また、日照時間が足りないと、病気や害虫が発生して生育が妨げられるし、結実しない。

 確かに、投与する肥料の量や、除草や消毒等人為的な要素が収穫の多少に影響を及ぼす。しかし、それ以上に人を超越した自然の要素によって作柄の良否が決まる。

 この自然と、日々の人の働きによって成果(収穫)が得られるわけだが、それは知識ではなく知恵である。知恵とはアウトプット能力である。

 ビジネス世界における「人の育成」とは、アウトプットする能力を高めることである。知識を覚えさせるのではなく、知恵をつけさせるのである。知恵とは、複数の解決策から最適解を見つけ出し、それを言動によって解決することである。更にこの知恵のレベルを継続して上げていくには、そのための学習が、積み重ねた経験が必要である。

 私がアウトプットした出来立ての「新米」を、毎年100人ほどの恩人に送っている。この方々に喜んで頂くのが私の喜び、有り難き幸せである。

 私のアウトプットを私のためではなく、周りの人に、そしてこれからは次世代のために役に立てたい。

 

                                                ラーニング・システムズ株式会社

                                                代表取締役社長 高原 要次