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2013年2月 “部下が変わりますか? 上司が変わりますか?”

2013年1月31日 木曜日

 あるお客さまに「変わらないのは、上司(管理者)のマネジメント方法ですね・・・。」

と、言われて「ハッ」とした経験がある。変わっていないのは、自分自身のものの見方や接し方だったのではないかと。セミナーの中で は、「自分の考えを押し付けずに、意図を持って部下に問いかける・・・、傾聴が大切・・・」などと言いながら、実際には部下が自分の思い通りに動くように指示を出していることが多かった。さらに、「最近の新入社員の傾向は・・・、平成生まれの若者の言動は・・・、ゆとり・・・」などと口に出している。まさに禁句である。

 育成を目的に部下(の言動)を良い方向に変えようとすることは当たり前であるが、部下を変える前にまずは自分自身が変わる、部下に対する見方や接し方を変えることが大切である。マネジメントの方法も世代や場面に応じて変えなければならないのは当然である。

 

 突然ですが、「部下と対話していますか?」

 最近は、コミュニケーション手段にメールを活用することも多いが、わざわざ隣の席の人とメールで会話をすることにはかなりの違和感がある。確かに効率的に仕事は進むかもしれないが、直接面と向かった「対話」がない職場では、真意が伝わらずに結果的に生産性を落としてしまうことも考えられる。「対話」とは上司と部下との信頼関係を前提に、お互いの考えやその背景、感情を理解することと言える。部下に一方的に指示するマネジメントが簡単ではあるが、部下の話を聴き、その意図を理解し、「頑張ろう!」という内的動機付けにつなげるためには「対話」によるマネジメントが欠かせないのである。

 アメリカのMIT(マサチューセッツ工科大学)教授であるダニエル・キム氏が提唱している「組織の成功循環モデル」がある。我々は結果(成果主義)を重視しがちであり、とくに営業部門では数字を求める。しかし、「結果の質」を問い詰めるだけでは組織は悪循環に陥りやすい。「結果の質」を上げるためには、その手前の「行動の質」を上げることであり、「行動の質」を上げるためには「思考の質」を高める必要がある。「思考の質」は「関係の質」を上げることで高まるという循環である。つまり、「関係の質」(お互いの関係性が良く、認め合っている)を上げることが組織の成功循環を生み出すスタートであり、その手段として「対話」が重要なのである。

 

 世代や場面に応じてマネジメント方法を変える。コーチング、カウンセリング・アプローチ、PDC“F”Aマネジメント・・・、どれも「対話」=コミュニケーションスキルが基本であるが、周りで起きている変化に適応するためにも、上司(管理者)自身のものの見方、接し方が変わり、学び続けることが求められる。

                       パフォーマンス・コンサルタント 菊池 政司

今月の視点 2月「解決への手掛かり」を更新しました。

2013年1月31日 木曜日

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紹介セミナー:サービスマンの「営業戦力化」紹介セミナーを開催いたします。

2013年1月29日 火曜日

こちらからご覧頂けます。サービスマンの「営業戦力化」紹介セミナー

説明会:新入社員「育成支援システム」説明会を開催いたします。

2013年1月29日 火曜日

こちらからご覧頂けます。新入社員「育成支援システム」説明会

2013年1月 「ニーバーの祈り Serenity Prayer」

2012年12月28日 金曜日

 “神よ、変えることのできるものについて、                                                                  

 それを変えるだけの勇気をわれわれに与えたまえ。                                                                                       

 変えることのできないものについては、                                                                               

 それを受け入れるだけの冷静さを与えたまえ。                                                                   

 そして、                                                                                             

 変えることのできるものと、変えることのできないものとを、 

 識別する知恵をあたえたまえ。”

  

 これは、米国の神学者ラインホルド・ニーバーの作とされる“Serenity Prayer”を、彼の弟子である大木秀雄が訳したものである。

  今日(2012年12月27日)、第二次安倍内閣が発足した。3年3ヶ月ぶりに自民党が政権に復帰し、この国の舵取りを担うことにな  った。歴史として、未来から今をみた時、この3年3ヶ月が大きなエポックになり、その後の日本の曲がり角になった、と記述されるのではないだろうか。

 3年3ヶ月前、多くの国民が変化を望み、国の将来を方向付ける前提としての基本的な考えが異なる政党(民主党)が変革を唱えて、政権交代が起った。そしてこの国をデザインし、運営したが、国防、外交、エネルギー、震災復興、そして経済、国の根幹を担う問題・課題の解決能力がないことを露呈し、行き詰まった。

 またまた多くの国民が変化を望み、別の政党(自民党)が変革を唱えて復権し、異なる政治が今、始まろうとしている。

 単に元に戻ったのでは、文字通り意味がない。この不連続な3年3ヶ月を「大きな学習」として、冒頭の“ニーバーの祈り”の如く、国として「変えるもの」と「変えないもの」を明確にして、“この国のかたち”を整えなければ、日本の将来は危うい。

 

 

     ニーバーはまた、現実的な神学者でもあり次のようなメッセージも残している。

 

 “正義を取り扱うことのできる人間の能力が民主主義を可能にする。                                                                       

  しかし、                                                                                               

  不正義に陥りがちな人間の傾向が民主主義を必要とする。”と。

                                                         ラーニング・システムズ株式会社

                                                           代表取締役社長 高原 要次

            

今月の視点 1月 「LEARNING SHOT」を更新しました

2012年12月28日 金曜日

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事例紹介『グループ企業連携:営業担当者 営業力強化研修』を更新いたしました。

2012年11月30日 金曜日

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説明会情報 鹿児島地区でラーニング・システムズご紹介セミナーを開催いたします。

2012年11月30日 金曜日

こちらからご覧いただけます。 >>「変革の時代の人材育成」 【鹿児島地区開催】はこちら

公開講座情報 熊本地区で「戦略的営業活動」コースを開催いたします。

2012年11月30日 金曜日

こちらからご覧いただけます。 >>「戦略的営業活動」コース【熊本地区開催】はこちら

今月の視点 12月 「くつろぎの空間」を更新しました

2012年11月30日 金曜日

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