事例:『グループ企業連携 営業担当者 営業力強化研修』 旅客運送事業他 C社

『成果について(参加者の声)』

グループ企業が、運輸業・不動産業・流通業・物流業・レジャー等と多岐にわたり、80社以上の企業で構成されている。商品・サービスの内容は企業によって全く異なり、営業形態も企業やお客さまによってさまざまである。法人・企業向けから個人向けまで提供するサービスやアプローチはそれぞれ違い、研修の目的は”グループ企業の営業力強化とグループ連携”が大きなテーマである。
研修参加者は新人営業からベテランまで研修プログラムによって異なるが、一貫して営業活動プロセスと基本スキルの修得、セールスマネジメントを学ぶ内容になっている。「お客さまの立場に立つ、お客さまを起点に営業活動を考える」ことは、商品・サービスが違っても同じプロセスであり、その点に素直に気づいたことが大きな収穫である。「明日から活用する」「現場での応用に活かす」等の声が圧倒的に多く、お客様への関心はもちろん、グループ他企業への関心も高まった。
同じグループ企業でも、業種によって提供する商品・サービスや仕事内容が異なり、特に一般社員にとっては日頃の他企業との接点や連携もとりにくいと思われる。異なる企業が共通のテーマと目的を持ってプログラム内容と時間を共有することで、お互いの関心と連携も深まり、今後、営業担当者の提案の幅の広がりと、グループ全体でのビジネス拡大の効果が期待できるのではないだろうか。


『問題・課題(お客さまのニーズ)』

グループ企業数は80社を超え、それぞれが独立した事業活動を行っている。但し、お客さまニーズを起点に考えたときには、「交通」「福利厚生」「物流」「情報通信」他、コンテンツ別にグループが連携できるビジネスチャンスは多くある。営業力強化はもちろんであるが、グループ営業担当者研修や懇親会を通して、共通の課題やテーマに気づき、さらにお互いを知ることでお客様に対する提案の幅とグループ営業力のシナジーを高めることが課題である。


『プログラム内容:営業力強化カリキュラム』

(1)研修内容 (④を除きすべて2日間コース):
 ① 『営業活動のプロセスと基本スキルの習得』
  ・対象:新人営業担当者、新任営業担当者
  ・内容:営業活動プロセスと基本スキルの修得。初回訪問での信頼の確立。
 ② 『戦略的営業活動』             
  ・対象:営業担当者
  ・内容:お客さま視点での営業活動プロセスとロールプレイングによる基本スキルの修得。
 ③ 『パートナーシップ・セールス』       
  ・対象:営業担当者
  ・内容:様々なタイプのお客さまに対して、基本的ニーズに合わせた営業アプローチ法を学ぶ。
 ④ 『セールス・マネジメント』         
  ・対象:営業管理者及び営業管理候補者
  ・内容:TABS(ターゲッティング・訪問の量・面談の質・自己管理)視点でのセールスマネジメントの修得。
 ⑤ 『営業コーチング』             
  ・対象:営業管理者、営業管理候補者
  ・内容:チーム目標達成と部下育成のためのコーチングコミュニケーションとスキルの修得。
(2)参加方法及び形式
  ・自主申込または上司推薦による参加。グループ企業参加の公開講座形式。