8月15日、日本武道館での「全国戦没者追悼式」に参列した。天皇、皇后両陛下のほか高市早苗首相や三権の長、政府要人、遺族ら4180人が参列した。まさに、日本人として凛とした厳粛な式典だった。
天皇陛下のお言葉は、
「戦没者を追悼し、平和を祈念する日」に当たり、先の大戦でかけがえのない命を失った数多くの人々とその遺族を思い、深い悲しみを新たにします。そして、過去を顧み、深い反省の上に立って、再び戦争の惨禍が繰り返されぬことを願い、戦地に散り戦禍に倒れた人々に対し、全国民と共に、心から追悼の意を表し、世界の平和と我が国の一層の発展を祈ります。」と。
高市首相の式辞は、
今日の我が国の平和と繁栄は、戦没者の皆さまの尊い命と、苦難の歴史の上に築かれたものであることを、私たちは決して忘れません。改めて敬意と感謝の誠をささげます。今を生きる世代も、未来を生きる世代も、希望を持てる日本を、安全で安心して暮らせる社会を、創り上げて参ります。と。
天皇陛下のお言葉、高市首相の式辞にも、戦没者に敬意と感謝を示し、追悼の意が伝わってくる。しかし、戦後81年を経過した今、多くが戦後生まれとなった一般の日本国民に果たして戦没者を敬う心が存在しているのだろうか?日本赤十字社の調査によれば、25.8%の人が先の戦争が終わった日を「知らない」と答えている。(因みに、原爆が落とされた日を知らないと答えた人も25%)4人に一人が「8月15日」を知らないのである。
今年起きた「令和8年熊本地震」の死者は39人、東北大震災の死者は19,000人、第二次世界大戦の死者は310万人である。死者の数字だけみても、先の戦争がいかに悲惨なものであったか、また国家としていかにおおきな犠牲と痛手を負ったかがわかる。そして、家族や国を守るために戦地に赴き、日本の良き未来を願って死んでいった先人たちに、手を合わせ敬うのは国民として当然のことではないだろうか。
英国の歴史家アーノルド・トインビーは、「モラルを失くした民族は亡ぶ」と言っている。先人を敬うこともせず、“今だけ、金だけ、自分だけ”が闊歩する日本国が滅亡するのではないかと、危機感を憶える・・・。
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